チェイス蒸溜所
Chase Distillery
基本情報
| 所在地 | イングランド・ヘレフォードシャー、プレストン・ウィン(Difford's Guideの住所表記はロズモンド農場。ディアジオの発表ではチェイス・ファーム)[1][2] |
|---|---|
| 創業 | 2008年(創業者ウィリアム・チェイス)[2][1] |
| 所有 | ディアジオ(2021年3月に取得完了)[3] |
| 蒸溜設備 | ウォッカは銅製ポットスチル、GBジンは銅製のジンスチル。名称・容量・製造元は不明[2][4][1] |
| 原料 | 英国産のじゃがいも、りんご、天然のボタニカル。エネルギーはりんご園の剪定枝を燃やすバイオマスボイラー[2] |
| 生産地 | 2025年1月の報道で、蒸溜所は閉鎖、生産はスコットランドのカメロンブリッジ蒸溜所へ移る[5] |
| 見学 | Difford's Guideの掲載では一般公開なし(掲載時期は不明)[1] |
目次
じゃがいも農家が始めた、農場の蒸溜所
チェイス蒸溜所は、2008年にウィリアム・チェイスが始めました。ディアジオの発表も、2008年創業としています。[2][1]
Difford's Guideによると、ウィリアム・チェイスは20年間ヘレフォードシャーでじゃがいもを育ててきた農家で、2002年にはポテトチップスのブランド「タイレルズ」を立ち上げています。蒸溜所の所在地は、同じヘレフォードシャーのプレストン・ウィン、ロズモンド農場です。息子のジェームズはマーケティングを担当していると、同サイトは書いています。[1]
最初のウォッカは、はじめ「タイレルズ ウォッカ」の名前で出て、のちにチェイス ウォッカへ改められました。[1]
畑でつくり、蒸溜し、燃料にもする
ディアジオの発表によると、蒸溜所はヘレフォードシャーのチェイス・ファームにあり、英国産のじゃがいも、りんご、天然のボタニカルを使って、原料から蒸溜まで自前で行っています。「チェイス オリジナル ポテトウォッカ」は銅製のポットスチルでバッチ生産し、1本に英国産のじゃがいも250個を使うとされています。[2]
エネルギーの面では、りんご園の剪定枝を燃やすバイオマスボイラーを使い、じゃがいもの残渣は農場の牛の肥料にすると、同じ発表にあります。[2]
ジンは、このウォッカを土台にしています。チェイス GB ジンは、チェイス ウォッカを銅製のポットスチルで蒸溜してつくると公式サイトが説明しています。[4]
ウォッカからジンまでの広がり
Difford's Guideは、チェイスが最初に出したフレーバーは2010年のオーク・スモークド・ウォッカで、2011年にはセビリアオレンジのマーマレード・ウォッカを限定版として出したと書いています。ジンでは、オークで熟成したスロージン、ルバーブ&ブラムリーアップル、ピンクグレープフルーツ&ポメロなどが並びます。[1]
ディアジオが2020年10月に取得を発表した時点で、ポートフォリオはジン7種、ウォッカ4種、エルダーフラワーのリキュール1種でした。2026年9月時点の公式サイトのジン一覧には、ピンクグレープフルーツ&ポメロ、ルバーブ&ブラムリーアップル、チェイス GB、セビリアマーマレード、ヘッジロウ エルダーフラワー、ラズベリー&バジル、スロージンの7種が載っています。[2][6]
ディアジオの傘下に入り、ヘレフォードシャーの蒸溜所は閉じた
ディアジオは2020年10月26日にチェイスの取得を発表し、2021年3月1日に完了しました。英国の競争・市場庁の承認は、2021年2月11日です。[2][3]
The Drinks Businessは2025年1月9日、ディアジオがヘレフォードシャーのチェイス蒸溜所を閉め、生産をスコットランド、ファイフのカメロンブリッジ蒸溜所へ移すと報じました。ディアジオは、ウォッカとジンのカテゴリーが大きく変わるなかで、ブランドを将来に備えさせるための判断だと説明したとされています。[5]
同記事によれば、対象はチェイス オリジナル ポテトウォッカ、チェイス GB ジン、ピンクグレープフルーツ&ポメロ、ルバーブ&ブラムリーアップルです。カメロンブリッジでは、ゴードンズ、タンカレー、ピムズの生産も行われていると書かれています。[5]
ブランドが語る物語
Difford's Guideの蒸溜所紹介は、最初のウォッカを、この言葉が定着する前から「畑からグラスまで(フィールド・トゥ・グラス)」のウォッカだったと述べています。農場でマッシュと発酵まで行うことが、その理由とされています。[1]
年表
| 2002年 | ウィリアム・チェイスがポテトチップスのブランド「タイレルズ」を立ち上げる[1] |
|---|---|
| 2008年 | ウィリアム・チェイスがチェイス蒸溜所を創業[2][1] |
| 2010年 | 最初のフレーバー、オーク・スモークド・ウォッカ[1] |
| 2011年 | セビリアオレンジのマーマレード・ウォッカ(限定版として)[1] |
| 2020年10月26日 | ディアジオがチェイス蒸溜所の取得を発表。ジン7種、ウォッカ4種、リキュール1種[2][3] |
| 2021年3月1日 | ディアジオが取得を完了[3] |
| 2025年1月 | ディアジオがヘレフォードシャーの蒸溜所を閉鎖し、生産をカメロンブリッジ蒸溜所へ移すと報じられる(記事日は1月9日)[5] |
チェイス蒸溜所の銘柄
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参考資料
最終更新:2026-09-29 内容の誤りを知らせる