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DISTILLERY

メゾン・ヴィルヴェール

Maison Villevert

基本情報

所在地フランス・コニャック近郊(本社はマルパンのヴィルヴェール館。ジンの生産施設はアデオナ)[1][2][3]
創業2001年(家系は1487年まで)[4][1]
生産施設アデオナ(約6,000平方メートル。2013年に開所)[2][3]
ジンの蒸溜器フロレンティン式(花)、特注の小型ポットスチル(植物とスパイス)、銅製ポットスチル「リリー・フルール」(最終蒸溜)[5][6][2]
ジンの銘柄G'Vine Floraison、G'Vine Nouaison、JUNE by G'Vine(ジンリキュール)[1][7]
認証ISO 22000、FSSC 22000、ISO 14001、エコセール(アデオナ)。2026年にB Corp認証[2][4]

目次

  1. 家族経営のメゾン、ヴィルヴェール館を拠点に
  2. G'Vineは2006年に生まれ、2012年まで生産を外に任せていた
  3. アデオナ:蒸溜から瓶詰めまでを1か所で行う
  4. ジンを仕上げる蒸溜器、リリー・フルール
  5. G'Vineのほかの製品
  6. 年表

家族経営のメゾン、ヴィルヴェール館を拠点に

メゾン・ヴィルヴェールは、コニャック地方にあるフランスの独立した家族経営の会社です。公式サイトは、ロビケ家の歴史を1487年のジェアン・ロビケまでさかのぼり、16世紀にはコニャック取引の草分けのひとつだったと説明しています。会社そのものは2001年に、ジャン=セバスチャン・ロビケが創業しました。[1][4]

本拠は、マルパン(Merpins)の台地にあるヴィルヴェール館です。拠点は3つ。ブドウ畑のル・ペラ(Le Pérat)、館のヴィルヴェール、生産と瓶詰めのアデオナだと、公式サイトは紹介しています。[1][3]

取材記事によると、会社は2001年にEuroWineGateとして始まり、館が本社になったのは2010年、メゾン・ヴィルヴェールと名乗ったのは2016年です。[3]

G'Vineは2006年に生まれ、2012年まで生産を外に任せていた

発売は2006年。ブドウを原料にした酒づくりに舵を切った、最初の成果のひとつだったと、取材記事は書いています。同じ記事は、2012年までは生産を地域の複数の外部業者に任せていたと伝えます。委託先の名前は記事に出てきません。[3]

自前の生産設備を持つ動機として、記事はノウハウの集約と工程の簡素化を挙げています。2013年、アデオナが開所。[3]

アデオナ:蒸溜から瓶詰めまでを1か所で行う

アデオナは、コニャック近郊にある約6,000平方メートルの施設。公式サイトによると、貯蔵庫、瓶詰めライン、蒸溜所、研究室、倉庫、事務所が入っています。年間、数百万本相当を世界へ出荷しているとされています。[2]

蒸溜器は特注です。ロビケが設計した「ハイブリッド」型です。ジン用は、シャラント式蒸溜器の頭部を使い、香りを守って引き出す設計だと、公式サイトは説明しています。もう一種類は、ムーアズヘッド型の頭部を持つ蒸溜器で、シロック(Cîroc)のウォッカに用いるとされます。ブドウの花の蒸溜には、繊細な香りを取り出すためのフロレンティン式蒸溜器を使います。[2]

認証は4つ。ISO 22000、FSSC 22000、ISO 14001、エコセールです。エネルギーの一部は地熱でまかなっています。障害者の雇用では、ラルシュ協会と協力しています。[2]

ジンを仕上げる蒸溜器、リリー・フルール

G'Vineのジンは、材料ごとに蒸溜したあと、「リリー・フルール」と名付けられた銅製のポットスチルで最後の蒸溜を行います。The Gin Guideの取材記事(2018年3月)は、この蒸溜器が蒸気の外套で温められると書いています。蒸溜後は水を加え、Floraisonは40%、Nouaisonは43.9%にしています。[6]

リリー・フルールの設置場所は、出典によって異なります。2018年のThe Gin Guideの取材記事はマルパンの施設とします。アデオナとの関係は確認できません。Difford's Guideは、リリー・フルールのほかに、花には小さなフロレンティン式のポットスチル、植物とスパイスには特注の小さなポットスチルを使うと書いています。[5][6]

G'Vineのほかの製品

メゾンの製品には、G'Vineのほか、桃を使ったジンリキュールのJUNE、バー向けのジンNouaison、ヴェルモットのラ・キンティニー(La Quintinye)、テキーラのエクセリア(Excellia)、アンヌ・ボニー(Anne Bonny)のラムなどがあります。拠点の一覧には、ブルターニュのケルティック・ウイスキー蒸溜所もあります。ウォッカのシロック(Cîroc)は、公式サイトによるとディアジオと組んで生産しています。[4][1]

年表

1487年ロビケ家のコニャックでの歴史の起点とされる(ジェアン・ロビケ)[1]
2001年ジャン=セバスチャン・ロビケが創業[4]
2006年G'Vineが登場[8][3]
2010年ヴィルヴェール館が本社になる[3]
2012年までこの年まで、G'Vineの生産を地域の複数の外部業者に任せていたと取材記事が伝える[3]
2013年生産と瓶詰めの施設アデオナが開所[3]
2016年社名をメゾン・ヴィルヴェールとする[3]
2026年B Corp認証を取得と公式サイトが記載[4]

メゾン・ヴィルヴェールの銘柄

参考資料

  1. G'Vine(ブランド公式サイト、メゾン紹介)
  2. Maison Villevert(アデオナ紹介ページ)
  3. My Spirit Factory(コンサルティング会社のメゾン取材記事)
  4. Maison Villevert(会社紹介ページ)
  5. Difford's Guide
  6. The Gin Guide(2018年3月26日の蒸溜所取材記事)
  7. About Drinks(ロビケ氏へのインタビュー)
  8. G'Vine(ブランド公式サイト、フランス語)

最終更新:2026-09-29 内容の誤りを知らせる