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DISTILLERY

TATEYAMA BREWING株式会社

TATEYAMA BREWING

基本情報

所在地千葉県館山市北条字六軒町1758(2026年4月のリリースの会社概要による)[1]
設立2020年5月[1]
代表者大田聡(2026年4月時点)[1]
蒸溜器30リットルとテストバッチ用3リットルの2台(2021年10月時点)。機種名は不明[2]
蒸溜所の場所館山市の複合施設TAIL内(段ボール会社の倉庫兼オフィスだった建物の1階、2021年10月時点)[2]
つくり方の特徴ボタニカルを一種類ずつ蒸溜し、あとから混ぜる(2021年のシリーズ)[3][2]
受託・体験小ロットのOEM製造、ワークショップ(公式サイトの紹介文による)[4][1]

目次

  1. 館山の蒸溜所は、ボタニカルを一種類ずつ蒸溜してから混ぜるジンで始まりました
  2. 建築士が地域おこし協力隊で移住し、旧段ボール会社の倉庫を蒸溜所に改修しました
  3. ラインナップは、単品蒸溜の2021年シリーズから、花や穀物のジンへ広がっています
  4. ワークショップと、小ロットの受託製造も手がけています
  5. Gin-Atlasの監修者によると、LUOのジンもここでつくられています
  6. 年表

館山の蒸溜所は、ボタニカルを一種類ずつ蒸溜してから混ぜるジンで始まりました

TATEYAMA BREWING株式会社は、千葉県館山市北条字六軒町1758にある、クラフトジン「TATEYAMA GIN」をつくる会社です。2026年4月のリリースの会社概要によると、設立は2020年5月、代表者は大田聡氏です。[1]

最初のシリーズは、2021年6月28日の発売です。ボタニカルを一種類ずつ別々に蒸溜し、買った人が好みの割合で混ぜる仕組みで、2021年8月の紹介記事は、単品の「エレメントシリーズ」19種(各200ml、40%)と、7種を混ぜた「ブレンドシリーズ001」(200ml、40%)を挙げています。単品の素材には、ジュニパーベリー、アンジェリカルート、コリアンダー、山椒、クロモジ、煎茶などがあります。[3]

この方法は、東京の羽田麦酒の鈴木祐一郎氏の発案だと、2021年10月のDRINK PLANETの記事は伝えています。鈴木氏は蒸溜の工程でも協力しているそうです。単品で蒸溜するので、蒸溜の前半(ヘッド)と後半(テール)で味がどう違うかを確かめる体験プランを、記事の時点(2021年10月)では用意する予定だったと伝えています。[2]

建築士が地域おこし協力隊で移住し、旧段ボール会社の倉庫を蒸溜所に改修しました

大田氏は酒業界とは無縁の建築士だったと、DRINK PLANETは書いています。館山のマイクロホテル「tu.ne hostel」の関係者との出会いをきっかけに、地域おこし協力隊員として東京から移住しました。館山は、東京から2時間ほどで行き来できるのに独自の文化が息づく土地だと感じたそうです。昔から蒸溜に興味があり、地元の人脈や職人の多さも踏まえて、蒸溜所を構想したといいます。[2]

蒸溜所があるのは、複合施設「TAIL」です。段ボール会社の倉庫兼オフィスだった建物で、2021年10月の記事では、1階がカフェ&バーと蒸溜所、2階がゲストハウス、3階がシェアオフィスでした。リノベーションは大田氏が自ら進め、蒸溜所の内装は工事現場の仮囲いや廃材を使ったDIYだったとあります。蒸溜器は、30リットルの本機と、テストバッチ用の3リットルの2台でした。[2]

一方、2026年4月のリリースは、館山蒸留所に併設のバーがあると記しています。大田氏についても、建築業界の出身で、味や香りを「構造」として捉え、再現性のあるレシピと仕様に落とし込むと説明しています。蒸溜器の機種名は、2026年10月時点で確認できた資料にありません。[1]

ラインナップは、単品蒸溜の2021年シリーズから、花や穀物のジンへ広がっています

2021年のシリーズのあとに出た商品を、同社のリリースから挙げます。[5][1][6]

2025年10月18日に発売した「TATEYAMA GIN EXPERIMENT FLOWER -花束-」は、キンモクセイ、バラ、ジャスミン、ラベンダー、レモンの花の5種を使います。パッションフルーツで香りをつなぎ、花の青っぽさには煎茶とシナモンを合わせたと、リリースは説明しています。容量は100mlと500mlです。[5]

「BLACK LABEL」(500ml)は、2026年4月のリリースで紹介された、ブランドの共同開発プロジェクト「LIQUID DESIGN PROJECT」の第一弾です。クリエイティブカンパニーの株式会社301と、代々木上原のカフェ・バー「No.」との共創で、黒いボタニカルを軸にし、ボトルにはワタリガラスをあしらっています。[1]

「TATEYAMA GIN Genever Style 01」(500ml、45%)は、2026年6月13日のリリースによると、ジンの元祖とされるジェネバを下敷きにしています。穀物の発酵液を蒸溜し、そこに醸造液を加えて再び蒸溜してモルトワインをつくる工程にヒントを得て、「TATEYAMA式」に組み替えたとのことです。ベースは北海道産コーングリッツで、主なボタニカルは白檀と煎茶、ほかに苺、クロモジ、紫蘇を使うと説明しています。[6]

館山や房総の素材については、2021年の記事が、クラフトジンなら地元の野草をボタニカルに活用できる点を理由に挙げていますが、植物名は挙げていません。[2]

ワークショップと、小ロットの受託製造も手がけています

公式サイトの紹介文には、「小ロットのOEM製造」「ワークショップ」の語があります。2021年の記事にも、少量からの受託製造を受け付け、好みのボタニカルを持ち込んで蒸溜することもできるとあります。大田氏は、バーテンダーにも施設を使ってほしいと話していました。[4][2]

TATEYAMA GINの5周年を機に、飲食店やブランドと共同開発する「LIQUID DESIGN PROJECT」を始めたと、2026年4月のリリースは説明しています。TATEYAMA GINを「受託製造にとどまらない共同開発パートナー」と位置づけています。相談例には、飲食店のハウスジンやオリジナルボトル、ブランドの周年商品・ギフト・ノベルティ、ホテルや商業施設のシグネチャードリンクなどを挙げています。[1]

Gin-Atlasの監修者によると、LUOのジンもここでつくられています

東京の株式会社SUPERBLOOMが展開するブランドLUOのジン(サウナジン、盆栽ジン、パロサントジン)は、TATEYAMA BREWINGが製造しています。公開されている資料ではなく、Gin-Atlasの監修者が確かめた情報です。[7][8]

LUOの公式サイトは、サウナジンとパロサントジンの商品ページで製造を「国内製造」とだけ記し、盆栽ジンのページには製造地の記載がありません。TATEYAMA BREWING側の2026年4月のリリースにも、LUOの名前は出てきません。[9][10][11][1]

年表

2020年5月TATEYAMA BREWING株式会社を設立[1]
2021年6月28日最初のシリーズ(エレメントシリーズ、ブレンドシリーズ001)を発売[3]
2026年4月TATEYAMA GINの5周年を機に、飲食店やブランドとの共同開発「LIQUID DESIGN PROJECT」を始める[1]

TATEYAMA BREWING株式会社の銘柄

参考資料

  1. TATEYAMA BREWING(PR TIMES、2026年4月13日)
  2. DRINK PLANET(2021年10月15日)
  3. LiquorPage(2021年8月)
  4. TATEYAMA BREWING(TATEYAMA GIN公式サイト)
  5. TATEYAMA BREWINGのリリース(財経新聞に掲載、2025年10月18日)
  6. TATEYAMA BREWINGのリリース(財経新聞に掲載、2026年6月13日)
  7. Gin-Atlas監修者(たかの)による確認(2026年10月)
  8. LUO(公式サイト)
  9. LUO(公式サイト・SAUNA GIN)
  10. LUO(公式サイト・PaloSanto Gin)
  11. LUO(公式サイト・盆栽ジン)

最終更新:2026-10-10 内容の誤りを知らせる