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GIN BRAND

ハイト・オブ・アローズ

Height of Arrows

ハイト・オブ・アローズのボトル

スコットランド・エディンバラのホリールード蒸溜所が、2021年に発売したジンです。

ボタニカルはジュニパー1種だけで、スカイ島の海塩とエディンバラ・ハニー社の蜜蝋を合わせています。

名前は蒸溜所の裏の丘アーサーズ・シートのゲール語名を、英語に直したものです。

銘柄スペック

銘柄名ハイト・オブ・アローズ(Height of Arrows)
スタイルロンドンドライジン
アルコール度数43.0%
容量700ml
誕生2021年
蒸溜所ホリールード蒸溜所

ハイト・オブ・アローズを購入できるサイト

PR/アフィリエイトリンク。価格・在庫は各販売サイトでご確認ください。

目次

  1. ボタニカルはジュニパーだけ。厚みは海塩と蜜蝋から
  2. ウイスキーのつくり手が、材料を絞ってつくったジン
  3. ジュニパーの使い方を変えた兄弟品
  4. ブランドが語る物語
  5. ボトル
  6. メーカーが紹介する味わいと飲み方

ボタニカルはジュニパーだけ。厚みは海塩と蜜蝋から

ハイト・オブ・アローズは、スコットランドの首都エディンバラにあるホリールード蒸溜所のジンです。香りづけに使う植物、つまりボタニカルはジュニパーだけ。そこに海塩と天然の蜜蝋を合わせています。[1][2][3]

材料の出どころは公式サイトに書かれています。蜜蝋はエディンバラ・ハニー社のもの、海塩はスカイ島産です。度数は43%、容量は70cl。スタイルの表示はロンドンドライです。[1]

公式サイトは、海塩と蜜蝋をボタニカルには数えていません。風味と口当たりを引き立てる素材という位置づけです。発売を伝えたThe Scottish Gin Societyの記事は、蜜蝋と塩が質感と厚みのある風味の層を生み、ウイスキーを思わせる口当たりにつながると書いています。[2][4]

わからないこともあります。ジュニパーをどう蒸溜しているのか、海塩と蜜蝋をどの段階で加えるのかは、公式サイトにも、ここで参照した各誌の記事にも書かれていません。[1][2][3][4][5]

ウイスキーのつくり手が、材料を絞ってつくったジン

発売は2021年です。酒類の業界紙Just Drinksは2021年8月26日付で、度数43%、70clで34.95ポンド、英国ではHard To Find Whiskyを通じて売り出すと伝え、販売は同じ月からとしています。The Scottish Gin Societyの9月9日付の記事では、すでに酒販店で買える状態で、蒸溜所のウェブサイトでは9月下旬から扱うとされていました。[5][4]

発表のとき、同蒸溜所のマネージング・ディレクター、ニック・レイヴンホールは「ウイスキーのつくり手としての私たちのDNAから蒸溜したジン」だと語っています。ウイスキーづくりは簡素で、材料は大麦と水と酵母。その考え方にならい、ジュニパーひとつで複雑なジンをつくったという説明です。[5][4][6]

公式サイトも同じ考え方を掲げています。少ない材料から豊かな複雑さを引き出す、というウイスキーづくりの原則をジンに当てはめたというものです。[2]

The Gin Guildの蒸溜所紹介によると、2022年には英国の酒販店The Whisky Exchangeの「ジン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。同じThe Gin Guildのニュース記事は、ほかにスコティッシュ・ジン・アワードの新製品賞、IWSCとISCでのメダルなどを挙げています。この記事は発売を2022年と書いていて、時期の書き方は揃っていません。[7][8]

ジュニパーの使い方を変えた兄弟品

The Gin Guildによると、シリーズは銘柄ごとにジュニパーの使い方を変えています。[3]

度数48%の「ブライト」は、原材料が標準品と同じジュニパー、海塩、天然の蜜蝋。公式サイトは、ボタニカルの風味を凝縮して、大きく明るい味わいに仕立てたジンだと紹介しています。[9]

「ヘビー」は度数46%で、つくり方の違いがはっきりしています。The Gin Guildによると、ジュニパーをローストして風味を多く引き出し、蒸溜のあとに少量の砂糖を加えて釣り合いをとります。World Gin Awards 2023では、オールドトム・ジンの部門で金賞を受けました。[10][11]

ブランドが語る物語

名前は、蒸溜所の裏にある死火山アーサーズ・シートから来ています。ブランドによると、その丘のゲール語名「Àrd-Na-Said」を英語に直訳したのが「Height of Arrows(矢の高さ)」です。[2][4][6]

ブランドの説明では、標高251メートルは、射手が矢を放って届く最も遠い距離を表していたといいます。そこに「より高くを目指し、境界を破る」という意味を重ねています。[2][4]

ボトル

ボトルは途中で専用のものに変わりました。The Gin Guildによると、なで肩の形はアーサーズ・シートの頂を、緑の色合いは岩に生える地衣類を表します。表面のシーグラスのような加工は、中身の質感を表したものです。蒸溜所マネージャーのカラム・レイは、ハイト・オブ・アローズはジンを新しい水準に引き上げるもので、専用ボトルにもそれを映したかったと話しています。公式サイトは、IWSC 2024のデザイン賞の受賞を掲げています。[8][1]

メーカーが紹介する味わいと飲み方

メーカーは香りを、すっきりした松と樹脂に軽い柑橘の皮が加わる、釣り合いのとれたものと紹介しています。口に含むと、はじめは油分を感じる口を覆うような質感。みずみずしいオレンジの皮とレモンの白いわたの風味が出て、黒胡椒とカルダモンがはっきり現れるという説明です。余韻は長くなめらかで、はじけるようなスパイスが続くとしています。[1][2]

公式サイトが勧める飲み方はギブソンです。ハイト・オブ・アローズ50mlとドライベルモット10mlを、氷と一緒によく冷えるまでステアし、グラスに注いで甘いカクテルオニオンを飾ります。[1]

ボタニカル

色付きはこの銘柄の特徴となるボタニカルです。

つくり手:ホリールード蒸溜所

ホリールード蒸溜所は、エディンバラのセント・レナーズ・レーンにある蒸溜所です。建物は1835年にエディンバラ・アンド・ダルキース鉄道の施設として建てられたもので、英国の指定建造物(B級)になっています。

ホリールード蒸溜所の歴史とつくり方を読む >

似たボタニカルの他銘柄

よくある質問

ボタニカルは何種類ですか。
ジュニパーの1種類だけです。ほかにスカイ島産の海塩と、エディンバラ・ハニー社の天然の蜜蝋を使っていますが、公式サイトはこの2つをボタニカルに数えていません。
名前の由来は何ですか。
蒸溜所の裏にある丘アーサーズ・シートのゲール語名「Àrd-Na-Said」を、英語に直訳したものだとブランドは説明しています。
どこでつくられていますか。
スコットランドのエディンバラ、セント・レナーズ・レーンにあるホリールード蒸溜所です。2019年に開いた、ウイスキーもつくる蒸溜所です。

参考資料

  1. Holyrood Distillery
  2. Holyrood Distillery
  3. The Gin Guild
  4. The Scottish Gin Society
  5. Just Drinks
  6. The Scotsman Food and Drink
  7. The Gin Guild
  8. The Gin Guild
  9. Holyrood Distillery
  10. The Gin Guild
  11. World Gin Awards(大会公式サイト)
  12. WHISKY Magazine Japan

最終更新:2026-10-01 内容の誤りを知らせる