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GIN BRAND

エンプレス1908 インディゴ ジン

Empress 1908 Indigo Gin

エンプレス1908 インディゴ ジンのボトル

カナダのヴィクトリア蒸溜所が、ホテルのアフタヌーンティーの紅茶に着想して2017年につくった藍色のジンです。

藍色は蒸溜後に浸けるバタフライピーの花の色素で、トニックを加えると淡いピンクや紫に変わります。

蒸溜所は、バタフライピーと紅茶の土っぽさが前に出る味わいと紹介しています。

銘柄スペック

銘柄名エンプレス1908 インディゴ ジン(Empress 1908 Indigo Gin)
アルコール度数42.5%
容量750ml
誕生2017年
蒸溜所ヴィクトリア蒸溜所

エンプレス1908 インディゴ ジンを購入できるサイト

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目次

  1. ヴィクトリアの老舗ホテルから生まれたジン
  2. ブランドが語る物語
  3. 8種類のボタニカルと、それぞれの役目
  4. 藍色は、蒸溜のあとに花を浸けて生まれます
  5. メーカーが紹介する味わいと飲み方
  6. 日本での販売と、広がるシリーズ

ヴィクトリアの老舗ホテルから生まれたジン

エンプレス1908 インディゴ ジンは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州シドニーのヴィクトリア蒸溜所がつくるジンです。着想のもとは、ヴィクトリアの港に面して建つフェアモント・エンプレス・ホテルのアフタヌーンティーです。[1][2][3]

ホテルの公式サイトによると、このホテルは、カナディアン・パシフィック鉄道の構想から生まれ、1908年1月20日に開業しました。設計は建築家のフランシス・ラッテンベリー。1981年にカナダの国定史跡に指定され、2017年6月には6,400万ドルをかけた改装を終えています。お茶の提供量は年に約50万杯だと、ホテルは紹介しています。[4]

Gin Foundryの2018年の記事によると、話は2016年、蒸溜所のピーター・ハントがホテルのチームに声をかけたところから始まりました。当時ホテルのバー「Q」では、蒸溜所がつくっていたヴィクトリア・ジンとオーケン・ジンがよく売れていたといいます。[5]

ハントは、エンプレス1908を生んだチームを率いた一人です。誕生は2017年。ブランドによると、開発はその前年に始まりました。当時の親会社だったマーカー・グループは、改装を終えたホテルを記念して生まれたジンだと紹介しています。[2][3][6]

ブランドが語る物語

ブランドによると、マスターディスティラーはホテルの紅茶を一つずつ試し、選んだボタニカルとの相性を探っていくうちに、ホテルのシグネチャーブレンドの紅茶とバタフライピーの花がとくによく合うことに行き着いたといいます。[3]

バタフライピーの花は、ホテルの「ブルー・スエード・シューズ」というティーブレンドの中で見つけたものだと、ブランドは紹介しています。[3]

Gin Foundryの取材に対して、蒸溜所はホテルのティールームのお茶を約20種類蒸溜して試したと話しています。数か月のあいだに小さな試験蒸溜を数百回重ね、候補を2種類まで絞り込み、最後に選ばれたのが、世界各地の茶葉をカナダで合わせた紅茶「エンプレス・ブレンド」でした。[5]

8種類のボタニカルと、それぞれの役目

ボタニカルは8種類です。紅茶、バタフライピー、ジュニパーベリー、グレープフルーツの皮、ローズの花びら、生姜、シナモン、コリアンダーシードが使われます。[7][8][9][10][5]

味の軸は紅茶です。使うのはホテルのシグネチャーブレンドで、アッサム、ケニア、南インド、セイロン、中国の茶葉を合わせたこの紅茶は、メトロポリタン・ティー・カンパニーがホテルのためにつくっています。紅茶らしい渋みに加えて、果実や木を思わせる香りと繊細な花の香りをもたらす、というのがブランドの説明です。[7][11]

バタフライピーは、色だけのための素材ではありません。温かみのある土っぽさと豊かな質感をもたらし、口に含んだときの厚みにつながると、ブランドは書いています。[7][11]

ジュニパーベリーは松や黒胡椒、柑橘の油を思わせる香りを持ちます。ブランドは、ほかのボタニカルを引き立てるため、香りの穏やかな品種を選んでいると書いています。[7][11]

柑橘には、ジンでよく使われるレモンやオレンジではなく、グレープフルーツの皮を選びました。ほろ苦さと甘さを併せ持つ明るい香りが理由です。ローズはインド産のつぼみを丸ごと使って甘さとやわらかさ、花の香りを添え、生姜は根を使って力強い辛みとかすかなレモンのような爽やかさを出します。そこにシナモンの樹皮が温かみを重ねます。[7][11]

藍色は、蒸溜のあとに花を浸けて生まれます

ベースにはトウモロコシからつくったスピリッツを使っているため、ブランドはこのジンをグルテンフリーとしています。コーシャ(ユダヤ教の食の規定に適うこと)の認証も受けているそうです。[12]

Gin Foundryの2018年の記事によると、まずジュニパーベリー、ローズ、コリアンダーシード、グレープフルーツ、生姜、シナモンを、水とスピリッツに一晩浸けます。翌朝、それを銅製のポットスチルに移して蒸溜します。この蒸溜器は地元のスペシフィック・メカニカル・システムズ製で、容量は900リットルです。上部には、立ちのぼる蒸気を6段の棚で凝縮と再蒸発させ、成分をより分ける精溜部を備えています。[5][13][7]

蒸溜液のうち、最初と最後を除いた中心の部分を「ハート」と呼びます。同じ記事によると、エンプレス1908ではハートを度数91.0%で取り出し、42.5%まで加水します。色がつくのはこのあとです。バタフライピーとエンプレス・ブレンドの紅茶を浸け、数時間おいてから瓶詰めするといいます。バタフライピーを蒸溜後に浸けることは、ブランドも説明しています。[5][12]

藍色のもとはバタフライピーの花に含まれるアントシアニンという色素で、これが酸に反応するため、トニックウォーターや柑橘を加えると、藍色から淡いピンクや紫に変わります。着色料は使っていません。合わせるものによって、明るいラベンダー、淡いピンク、フューシャなどに変わるとブランドは紹介しています。[14][10][15][7][11]

天然の色なので、時間がたつと薄れ、日光に当たると退色が早まります。ブランドは、涼しく暗い場所で保存し、購入から1年以内に楽しむことをすすめています。[12][7]

メーカーが紹介する味わいと飲み方

ヴィクトリア蒸溜所は、バタフライピーと紅茶による土っぽさが前に出て、グレープフルーツの皮の柑橘、ローズのほのかな花の香り、生姜とシナモンの温かいスパイスが続くと紹介しています。2026年9月時点で、日本で輸入・卸売を手がける都光は、しっかりしたジュニパーベリーの香りに、オレンジのようなやわらかな甘さ、最後にコリアンダーシードのスパイスを感じる味わいと紹介しています。[9][14][16]

ブランドがまず挙げる飲み方は「エンプレス&トニック」です。氷を入れたコパグラス(丸く大きなワイングラス型のグラス)にジン2オンス(約60ml)を入れ、トニックウォーター3オンス(約90ml)を添えて出し、グレープフルーツのスライスを飾ります。トニックを注いだとたん、色は鮮やかなすみれ色に。[11][7]

紅茶の香りを生かす一杯は「サー・アール」です。ジン1オンスにアールグレイのシロップと搾ったオレンジ果汁を大さじ1ずつ加えてシェイクし、氷を入れたグラスに注いでソーダで満たします。キュウリとミント、バジルをつぶしてジンとソーダを合わせる「キューカンバー・ブルー」や、「エンプレス75」も、公式サイトで紹介されているカクテルです。[11][7]

日本での販売と、広がるシリーズ

日本でも買えます。ブランドはインディゴ ジンの販売国に日本を挙げており、2026年9月時点では都光が「エンプレス 1908 ジン」の名前で販売しており、度数は42.5%、容量は750mlです。[12][14][16][10]

SNSでも話題になりました。BAR TIMESは2024年2月の記事で、2023年にテイラー・スウィフトのファンが、人気曲をモチーフにしたエンプレスのカクテルをSNSで紹介したと伝えています。関連する動画や記事の閲覧数は合計1億を超えるとも言われる、と同記事は書いています。[10]

2026年9月時点で、ブランドはインディゴのほかに、オリジナル、キューカンバーレモン、エルダーフラワーローズ、ノンアルコールの0.0インディゴを紹介しており、日本では2024年10月22日に都光がエルダーフラワーローズを発売しています。0.0インディゴは2025年12月に米国で発売されたもので、マスターディスティラーのフィル・ルクールが、ジュニパー、グレープフルーツ、バタフライピーなどを、少量のサトウキビ糖とろ過した水と合わせています。[1][17][18]

オリジナル ジンは、インディゴとは別のレシピです。ブランドによると、ボタニカルは10種類で、ジュニパー、レモンの皮、オレンジの皮、スターアニス、サルサパリラなどを使います。蒸溜所の原点となった製品、というのがブランドの位置づけです。米国では2026年5月に初めて発売され、Global Drinks Intelは度数を42.5%と伝えています。[19][20][21]

ボタニカル

色付きはこの銘柄の特徴となるボタニカルです。

つくり手:ヴィクトリア蒸溜所

ヴィクトリア蒸溜所は、2008年にカナダ・ブリティッシュコロンビア州で設立され、ブランドは自らを「カナダで最も古いアルチザン蒸溜所のひとつ」と紹介しています。

ヴィクトリア蒸溜所の歴史とつくり方を読む >

よくある質問

なぜトニックを入れると色が変わるのですか?
ボタニカルのバタフライピーの花に含まれるアントシアニンという色素が、酸に反応するためです。トニックウォーターや柑橘を加えると、藍色から淡いピンクに変わります。
保存で気をつけることはありますか?
色は天然のボタニカルによるもので、日光に当たると退色が早まります。ブランドは、涼しく暗い場所で保存し、購入から1年以内に楽しむことをすすめています。
日本で買えるものの度数と容量は?
2026年9月時点で、輸入・卸売を手がける都光が販売している品は、度数42.5%、750mlです。日本では「エンプレス 1908 ジン」の名前で販売されています。
グルテンやナッツは含まれていますか?
ブランドによると、トウモロコシからつくったスピリッツで蒸溜しているためグルテンフリーで、ナッツやナッツ由来の原料も使っていません。コーシャの認証も受けています。
メーカーがすすめる飲み方は?
ブランドがまず挙げるのはエンプレス&トニックです。氷を入れたグラスにジン約60mlを入れ、トニックウォーター約90mlを添えて出し、グレープフルーツのスライスを飾ります。トニックを注ぐと、色がすみれ色に変わります。

参考資料

  1. Empress 1908 Gin(Victoria Distillers)
  2. Victoria Distillers
  3. Empress 1908 Gin(Victoria Distillers)
  4. Fairmont Empress(ホテル公式)
  5. Gin Foundry
  6. Marker Group(2015〜2022年の親会社)
  7. Empress 1908 Gin(Victoria Distillers)
  8. Empress 1908 Gin(Victoria Distillers)
  9. Victoria Distillers
  10. BAR TIMES
  11. Empress 1908 Gin(Victoria Distillers)
  12. Empress 1908 Gin(Victoria Distillers)
  13. Times Colonist
  14. 株式会社都光(都光オンライン)
  15. 株式会社都光
  16. 株式会社都光
  17. 株式会社都光(PR TIMES)
  18. Empress 1908 Gin(PR Newswire, 2025-12-09)
  19. Empress 1908 Gin(Victoria Distillers)
  20. Empress 1908 Gin(PR Newswire, 2026-05-12)
  21. Global Drinks Intel
  22. Difford's Guide
  23. Empress 1908 Gin(Victoria Distillers)

最終更新:2026-09-29 内容の誤りを知らせる