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GIN BRANDマーメイド ジン
Mermaid Gin
- 生産国イングランド ワイト島
- 度数42.0%
- 容量700ml
イングランドのワイト島にあるワイト島蒸溜所が、島で手作業でつくる、10種のボタニカルのジンです。
島の白亜の崖で摘むロックサンファイアに、エルダーフラワーやホップなどを合わせ、各バッチのハーツだけを取って蒸溜します。
メーカーは、柑橘と甘いスパイスに潮風の気配が重なる味わいと紹介し、トニック割りを勧めています。
銘柄スペック
| 銘柄名 | マーメイド ジン(Mermaid Gin) |
|---|---|
| アルコール度数 | 42.0% |
| 容量 | 700ml |
| 蒸溜所 | ワイト島蒸溜所 |
目次
ワイト島の崖で摘む海辺の植物を使った、10種のボタニカルのジン
マーメイド ジンは、イングランド南岸の沖に浮かぶワイト島で、Isle of Wight Distillery(ワイト島蒸溜所)がつくるジンです。公式サイトによると、島で手作業でつくり、ボタニカルは10種類。その一つが、白亜の崖で手摘みするロックサンファイア(シーフェンネルとも呼ばれる)です。[1][2]
つくるのは、ザビエル・ベイカーとコンラッド・ガントレットが2014年に創業した蒸溜所。場所はライドの郊外です。同じ「マーメイド」の名で、ピンク ジン、ゼスト ジン、ウィンター ジンなども出しており(2026年10月時点)、マーメイド ジンは公式が「シグネチャー(看板)のジン」と呼ぶ1本です。[3][4][5][1]
ボタニカルとは、ジンに香りをつける草や果皮、種子などの総称です。この銘柄の特徴は、そのうち数種を島の海辺や畑、植物園から集めていること。海辺のロックサンファイアに加え、地元で摘むエルダーフラワー、ヴェントナー植物園で育てるホップが入ります。[1][3]
度数は42%、容量は700ml(70cl)。ただし、42%は公式ページに書かれていません。酒の専門サイトDifford's Guide、The Gin Guild、The Gin Guideの3つが42%と示し、ワインと蒸溜酒の国際大会IWSCの2021年の結果ページも同じ値です。国内で流通する品の値は未確認です。[1][6][7][8][9]
ボタニカルの内訳
公式サイトが挙げる10種は次のとおりです。ロックサンファイア(白亜の崖で手摘み)、エルダーフラワー(地元で摘む)、ジュニパー、グレインズ・オブ・パラダイス、オーガニックのレモンゼスト、オリスルート、ボアディシア(Boadicea)種のホップ、リコリスルート、アンジェリカルート、イングリッシュ・コリアンダーです。[1]
ホップは、ヴェントナー植物園(Ventnor Botanic Garden)で育てたものだと公式は書いています。Difford's Guideのページも、ロックサンファイアとこのホップを「島で手摘みするボタニカル」の例に挙げています。[1][6]
公式は、オリスルートを「香りを保つ定着剤」、アンジェリカルートを「天然の結合剤」と説明しています。どちらも、ほかの素材の香りをまとめる役目の素材です。The Gin Guideは同じ10種を挙げますが、ジュニパーを2回書いており、重複とみられます。[1][8]
カラム式の蒸溜器で、各バッチのハーツだけを取る
つくり方について、公式サイトの商品ページは多くを語っていません。蒸溜所のページには、カラム式の蒸溜器(縦長の塔の中で蒸気を何段にも通し、アルコール分を高めていく装置)で、厳しく管理して蒸溜するとあります。[1][3]
使うのは、蒸溜の流れの中ほどの部分だけ。いわゆる「ハーツ」です。The Gin Guildも、少量ずつ手づくりし、各バッチのハーツだけを取ると書いています。[3][7]
蒸溜の前に、ボタニカルを穀物由来のスピリッツに24時間浸す。The Gin GuideとDifford's Guideは、そう書いています。蒸溜器の容量について、The Gin Guideは300リットルのカラム式蒸溜器と書き、Difford's Guideも300リットルの蒸溜器を挙げています。ただしThe Gin Guideは設置場所をRosemary Vineyardとしており、公式の住所と違います。情報が古い可能性があり、容量は公式に載っていないため断定できません。[8][6][3]
ブランドが語る物語
味わいと飲み方
メーカーは、香りを「フレッシュな柑橘、甘いスパイス、おだやかなジュニパー」と紹介しています。口に含むと、柑橘の鮮やかさ、胡椒のようなスパイス、土を思わせる甘み、そして潮風のような気配があり、余韻は長く幾重にも重なる、という説明です。[1]
ブランドが勧めるのは「Mermaid & Tonic」。トニックウォーターで割る飲み方です。作り方は、蒸溜所のカクテル紹介のページに載っています。[1]
ボトル、受賞、価格
ボトルはリサイクルできるガラス製。栓は天然コルクで、開封の証しになるシールは堆肥化できる素材です。包装もプラスチックを使わない方針で、可能な場合は繰り返し使える箱を用いるとブランドは書いています。2023年のThe Spirits Businessは、このシールがトウモロコシとジャガイモのでんぷんでできていると伝えました。[1][10]
蒸溜所は2019年にプラスチックを使わないボトルに切り替え、A Plastic Planetのプラスチックフリー認定を受けたと述べています。2022年11月には、社会や環境への配慮を認める国際認証のBコーポレーション(B Corp)も取得しました。ブランドはほかに、海洋保全のプロジェクトも支援しています。[11][1]
IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)の2021年の結果で、マーメイド ジンは「Distilled Dry Gin(Contemporary)」部門の金賞です。販売先は、The Drinks Businessによれば、2025年8月時点で52か国に及びます。[9][12]
英国公式サイトでの価格は、70cl入りで42ポンド(税込、2026年10月時点)です。[1]
発売年は、2014年と2015年の二つの説明がある
公式サイトは、このジンを「2014年から」島でつくっていると書いています。The Gin Guildも2014年から蒸溜していると説明しました。一方、The Drinks Businessは、マーメイドの出発点を2015年としています。[1][7][12]
The Gin Guideの説明は、この食い違いを埋めるかもしれません。同サイトによると、2015年に「Wight Mermaids Gin」の名で最初に出し、2019年に「Mermaid Gin」の名で出し直しました。名前を変えた経緯はDifford's Guideも「元はWight Mermaids Gin」と書いていますが、2015年と2019年という年を書くのはThe Gin Guideだけです。発売年は一つに決めず、両方を並べておきます。[8][6][12][1]
受賞歴
| 2021年 | IWSC(International Wine & Spirit Competition) 金賞(Distilled Dry Gin (Contemporary))[9] |
|---|
ボタニカル
色付きはこの銘柄の特徴となるボタニカルです。
つくり手:ワイト島蒸溜所
Isle of Wight Distillery(ワイト島蒸溜所)は、2014年にザビエル・ベイカー(Xavier Baker)とコンラッド・ガントレット(Conrad Gauntlett)が創業した蒸溜所です。公式サイトは、2人が醸造とワ…
ワイト島蒸溜所の歴史とつくり方を読む >同じ蒸溜所の他銘柄
よくある質問
- 名前のマーメイドは何に由来しますか。
- 島の人々が「マーメイドのキス」と呼ぶロックサンファイアに由来すると、ブランドは語っています。海岸の満潮線を示す草で、難破した船乗りや密輸人に、荒れた海から逃れて安全だと知らせた、という話です。
- ボタニカルは何種類ですか。
- 10種類です。ロックサンファイア、エルダーフラワー、ジュニパー、グレインズ・オブ・パラダイス、オーガニックのレモンゼスト、オリスルート、ボアディシア種のホップ、リコリスルート、アンジェリカルート、イングリッシュ・コリアンダーを、公式サイトが挙げています。
- 度数は何%ですか。
- 酒の専門サイトのDifford's Guide、The Gin Guild、The Gin Guideはいずれも42%としています。蒸溜所の公式ページには度数の記載がありません。容量は公式で70cl(700ml)です。
参考資料
- Isle of Wight Distillery 公式(Mermaid Gin)
- RHS(英国王立園芸協会)植物データベース
- Isle of Wight Distillery 公式(Distillery)
- Isle of Wight Distillery 公式(トップページ)
- Isle of Wight Distillery 公式(Mermaid Bar)
- Difford's Guide
- The Gin Guild(Ginopedia)
- The Gin Guide
- IWSC(大会公式の結果ページ)
- The Spirits Business(2023年2月16日)
- Isle of Wight Distillery 公式(Sustainability)
- The Drinks Business(2025年8月)
最終更新:2026-10-10 内容の誤りを知らせる